ウィーンを拠点に活動する女性フォトグラファー Eylül Aslanが、3冊目となる写真集を発売した。

Eylülが独自の感覚で「美しさ」への認知を解釈し、取り組んだ“目の錯覚”を意味するプロジェクト「Trompe L’Oeil」。

美しさと醜さは何を意味しているのか。
私たちが絶えず、自分自身の容姿をネットを利用してカスタマイズしている現代において、どのように影響しているのか。
Eylülはさまざまなソーシャルネットワークを見ていく中で、ほとんどの人々がプロフィール画像に、他者が特に美しいと思ってくれそうな身体のパーツを載せていることに興味を持つ。

今作で彼女は、ソーシャルネットワークを通じて20人の男性に出会い、彼らの最も美しい、そして、最も醜い身体のパーツを訪ねて撮影。また、それぞれのストーリーを伺った。

人々の身体で、どのパーツが真に美しいままであるといえるのか。
美は流行でなく、私たちがどのように自分自身を見るのか、そして、それがどのように他者から見られるのか。


Eylülが映し出す身体の美を、洗練された世界観とともに堪能したい。

Eylül Aslan：
ウィーンを拠点に活動を行う、トルコ人フォトグラファー。
どこか女性らしく、澄んだ雰囲気の作品は不思議と人々を惹き寄せる。
Lula JAPAN issue 3でも、「紫」をテーマに美しいフォトグラフィーストーリーを撮り下ろしてくれた。
www.eylulaslan.com

AVAILABLE TO BUY FROM：eylulaslan.com/shop/trompe-l-oeil

PRICE：€34

Self-published by Eylül Aslan
ISBN 978-3-00-056682-0 Printed in Germany

© 2017 Eylül Aslan