The Window: A Journey of Art and Architecture through Windows
時空を超えた、窓をめぐる芸術家たちの眼差し
Top Photo:ナム・ジュン・パイクとジョン・ゴドフリー 《グローバル・グルーヴ》 1973年 ヴィデオ
28 分 30 秒 東京国立近代美術館 © Electronic Arts Intermix(EAI), New York
「窓」をテーマに、ジャンルを横断したアート作品が集結した展覧会「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」が、東京国立近代美術館にて、2月2日(日)まで開催中。
光や風を取り入れ、寒さや暑さから守り、外の世界の新鮮な眺めをもたらす。
古くからなくてはならないものとして人々の生活に寄り添い続けてきた、窓。
あまりにも身近で、気にも留められないようなその存在は、実はこれまで驚くほど多くのアーティストや建築家にとって、インスピレーションの源となってきた。
アンリ・マティス 《待つ》 1921-22年 油彩・キャンバス 61×50cm 愛知県美術館
ピエール・ボナール 《静物、開いた窓、トルーヴィル》 1934年頃 油彩・キャンバス 98×60㎝
アサヒビール大山崎山荘美術館
ヴォルフガング・ティルマンス 《tree filling window》 2002年 タイプ C プリント 61×51cm
ワコウ・ワークス・オブ・アート
奈良原一高 《〈王国〉より 沈黙の園 6》 1958年 ゼラチン・シルバー・プリント 47.6×31.4cm
東京国立近代美術館 © IKKO NARAHARA
ローマン・シグネール 《よろい戸》 2012年 木造構造物、3台の扇風機 280×280×240cm 作家蔵
© Roman Signer Photo: Michael Bodenmann
今展は、「窓は文明であり、文化である」という思想のもとでさまざまな取り組みを行う一般財団法人 窓研究所と共同し、絵画に描かれた窓や、室内と屋外の接点としての窓、窓をめぐる建築とアートの歴史など、多様な切り口から窓について紹介。
Henri MatisseやPaul Klee、Marcel Duchampといった20世紀美術の巨匠から、Gerhard RichterやWolfgang Tillmans、ホンマタカシなどの現代美術家、そしてLe Corbusierら建築家まで、58作家による110点余りの作品が、美術という枠をも超えて展示される。
展示作家の1人であり、日本を代表する写真家の奈良原一高は、その名を一躍高めた初期作品「王国」において、男子修道院や女子刑務所という閉ざされた場所で暮らす人々と窓の姿を追った。
また、その機能性を取り払い、ただ開閉する物体として窓を捉え直した、スイスの大御所 Roman Signerや伝説のアートユニット THE PLAYによる、ユニークで破天荒なプロジェクトも披露される。
ゲルハルト・リヒター 《8枚のガラス》 2012年 ガラス、スチール構造物 230×160×378cm
ワコウ・ワークス・オブ・アート © Gerhard Richter, courtesy of WAKO WORKS OF ART Photo: Tomoki Imai
ズビグニエフ・リプチンスキ 《タンゴ》 1980年 ヴィデオ(35mm フィルムより変換) 8 分 10 秒 , ズビグ・ビジョン © Zbig Vision
どこまでも広がりゆく可能性を感じさせるような、心高鳴る空間。
芸術家たちそれぞれの眼差しが心の窓を開き、日常を新たな景色へと塗り替える。
HELLO DIAL 03-5777-8600
〈Lula JAPAN Twitter フォロワー限定プレゼント〉
今展の招待券を抽選で5組10名様にお届けいたします。
応募方法は、Lula JAPAN公式Twitter(@Lula_Japan)をフォロー&本記事のツイートをリツーイト後、DMにて「招待券を希望」の旨記載し、メッセージをお送りください。
twitter.com/lula_japan
応募締め切りは1月16日(木)まで、当選者の方にはTwitterのDMにてご返信いたします。
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【The Window: A Journey of Art and Architecture through Windows】
DATE:2月2日(日)まで開催中
※月曜、1月14日(火)休館(ただし1月13日(月)は開館)
TIME:10:00am~5:00pm ※金曜、土曜は8:00pmまで(入館は閉館の30分前まで)
PLACE:東京国立近代美術館
ADDRESS:東京都千代田区北の丸公園3-1
ADMISSION:一般 ¥1,200、大学生 ¥700
WEBSITE:www.momat.go.jp
- Art&Culture
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