【SPECIAL】Another Story by Theresa Marx
最新号の裏側を、未公開ビジュアルとともに紐解く
Lula JAPAN issue 8で撮影してくれた、フォトグラファーを紹介するスペシャル企画。
フォトグラファーたちのパーソナルな面、
また、今号のストーリーを別サイドから覗き込むようにその魅力を解き明かす。
第1回目は、新連載企画「She is …」を撮影した、Theresa Marxにインタビュー。
作品のプロセス、さらに、彼女がセレクトした選りすぐりの未公開ビジュアルとともに堪能して。
Interview No.1:Theresa Marx
from Fashion Story “She is …”
Photography by Theresa Marx
Styling by Tamao Iida
Hair by Ami Fujita
Make up by Megumi Matsuno
Model by Jet G at Premier Model Management
Production by Heather Lee at Visual Park
Q. 今回のストーリーをどのように表現しましたか。
A. まず、このストーリーでは「遊び心」が鍵となっていたのですが、それを表現することがとても楽しかったです。
とくに、独創的なクロップや違和感のあるポージングが、このストーリーの面白いポイントだと思います。
撮影のコンセプトは、勇敢で時に面白く、そして少しだけ目立ってしまうような1人の女性にフォーカスしたポートレイト。
今回、その女性を演じてくれたモデルも彼女自身が撮影を楽しんでくれて、この撮影の鍵となる「遊び心」にもとてもリンクしていると思います。
Q. 普段、作品を作る段階でどの瞬間が一番ワクワクしますか。
A. 私は、コンセプトを考えつく瞬間がとても好きです。
そのストーリーで誰が、あるいは、何が鍵となるのかを考えること。
また、私はいつも撮影のテーマを考慮した上で、自分がどのようなポージングを撮影したいか考えたりします。
ですが、私はのびのびとしたシチュエーションが好きなので、特別プランを立てたりしません。
その時素敵に見えた瞬間、例えばモデルの動きに合わせてドレスのラインが崩れる時、ライトがモデルの肌を照らす瞬間。
そういった、自然なシチュエーションが最も大きな成果をもたらしてくれると思うのです。
Q. issue 8のテーマ「黄色」から何を連想しますか。
A. 私にとって黄色は「面白さ」や「夏」、「楽しさ」を連想させる、大胆なカラーの1つだと思います。
それはとても遊び心あふれる色であって、ファッションにおいても裕福な色。
例えば、冬に黄色の洋服を着るのにはとても勇気がいることだと言う人もいますが、私にとって黄色を着ることは自分自身を楽しんでいることであって、そして、人生を豊かにしてくれるでしょう。
Theresa Marx:
ロンドンベースの女性フォトグラファー。独学で写真を学ぶ。
写真を始めたのは、セントラル・セント・マーチンズでウィメンズウェアコースに通っていた頃、個人的な趣味で写真を撮っていたのがきっかけ。
学校を卒業してからは、さらに写真の勉強に費やす時間が増え、パリに移住後、初めて自身が撮り下ろした作品がマガジンに掲載される。
そこから続々とマガジンで撮影を行うようになり、今では個人的なプロジェクトも進行中。
www.theresamarx.co.uk
MAGAZINE HOUSE MOOK Lula JAPAN issue 8
全国書店、コンビニエンスストア、CDショップにて発売
中
PRICE:¥907
SUBSCRIPTION:
www.fujisan.co.jp/pc/lulamag
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