【From London】Creators’ Best Places
Art Spot by Alba Yruela
クリエイターが紹介するベスト・スポット

Top Photo：The Sackler Courtyard, the V&A Exhibition Road Quarter, designed by AL_A ©Hufton+Crow

ヨーロッパを拠点に活動するクリエーターが選ぶベストスポットを編集部がピックアップ。
今回はissue 2とissue 6でファッションストーリーを撮影した、Alba Yruelaのレコメンドするロンドンの美術館を紹介。
多忙な日々を送る彼女が、普段どのような場所でオフタイムを楽しみ過ごしているのか。
プライベートを解き明かすとともに、異国の空気に満ちたセクションをお届け。

Vol.3 Art Spot in South Kensington

8. Victoria and Albert Museum/ MUSEUM

老舗デパートHarrodsから徒歩10分程の場所に位置するVictoria and Albert Museum（以下、V&A）は言わずと知れたイギリスを代表する博物館。
「パーマネントコレクションも興味深いものが多い。」と評判のV&Aには現代美術から古美術に至るまで多岐に渡るコレクションを400万点以上も所蔵。
ファッションの常設展もあり、Christian Diorの初期の作品や中世ヨーロッパの貴重なドレスなどにお目に掛かることができる。
また常設展は入館が無料なところもイギリスの美術館の魅力。

ファッションに関するエキシビションも多く開催されるV&A。過去には、「ALEXANDER MCQUEEN」や現在も（2017年12月時点）「BALENCIAGA」の特別展を開催中。
展示では、創立者Cristóbal Balenciagaの作品や洋裁道具、洋服のパターンから完成までのショートムービー、また洋服のX線写真を展示するなど「BALENCIAGA」の美しいシルエットの秘密を探ることが出来る見応え十分な展覧会になっている。

2017年12月からはディズニーキャラクターくまのプーさんの企画展を開催し、2018年6月からはメキシコ人女性画家Frida Kahloの展覧会が開催される。
彼女のスタイルは今でも賞賛されており、亡くなってから50年以上経つ今もなお、ファッションアイコンとして脚光を浴びていて「DOLCE & GABBANA」のデザイナーや、Jean Paul Gaultierなど多くの著名人が彼女に影響を受けた事を公言している。
今までメキシコ国内でしか見る事の出来なかった彼女の服や絵画の他に、ジュエリーや手紙などパーソナルな物に至るまで展示される予定。

www.vam.ac.uk

Cromwell Road,
London, SW7 2RL

ADMISSION FREE
※特別展は別途チケット購入が必要

Daily10:00am−05:45pm
Fri 10:00am−10:00pm

Piccadilly & Circle & District Line
South Kensington Station から徒歩4分

【Balenciaga : Shaping Fashion】
ENTRANCE FEE：£12.00
DATE：〜2018年2月18日（日）
Daily10:00−5:30pm
(Last Entry 04:15pm)
Fri 10:00−09:30pm
(Last Entry 08:15pm)

【Winnie-the-Pooh: Exploring a classic】
DATE：2017年12月9日（土）〜2018年4月8日（日）
www.vam.ac.uk/exhibitions/winnie-the-pooh-exploring-a-classic

【Frida Kahlo’s Wardrobe】
2018年6月16日（土）〜2018年11月4日（日）
www.vam.ac.uk/exhibitions/frida-kahlos-wardrobe

@albayruela

Additional Information: “V&A cafe”
www.vam.ac.uk/info/va-cafe/

世界最古の美術館併設カフェは大きな館内を歩き続けた後、休息を取るには打って付けのスポット。
セルフサービス形式でリーズナブルなレストランながら、３つのセクションに分かれた部屋は、William Morris、St Edward JohnPoynter、Godfrey Skykesのイギリスを代表するデザイナー達が内装を手掛けフォトジェニックな仕上がり。
完全予約制だが、毎週日曜日にはMorris Roomでヴィクトリア女王が召し上がっていたアフタヌーンティーを再現した伝統的なコースを堪能できる。
また、天気のいい日は美しい中庭に軽食を持ち込みピクニック気分を味わう事も可能。
夏季にはアイスクリームの屋台などが出るため、多くの人の憩いの場になっている。