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“Daydream” Vol.2

“Daydream” Vol.2
柔らかな光に包まれ過ごす、自由で、甘美な日々。


目に映る景色を美しく、幻想的に撮り下ろすフォトグラファー、Alison Scarpulla。
一瞬一瞬を愛おしげに切り取る彼女の作品は、穏やかな雰囲気をまといながら、ときに人々を大胆に魅了する。
今シーズンのテーマ「Variation(変化)」に思いを寄せ、
Lula JAPANのために撮り下ろされたスペシャルなフォトグラフィー。今回、第2弾をお届け。
若きフォトグラファーが紡ぐ、甘美なストーリーにすべての感覚を委ねて。






−今テーマ「Variation(変化)」から何を連想させますか。

「変化」という言葉にはたくさんの違った意味が含まれています。
個人的には、私自身と現実の間には一定の変化があるように感じています。
ですが、身体的に考えると、生体、植物、そして呼吸を含めた「変化」をも思い起こさせます。
直線的ではない時の永久的な移り変わり、そして、それぞれの瞬間でどのように変わる可能性を持っているのか。
変化の形は無数に存在するのです。

−あなたにとって「変わること」は良いことですか、それとも悪いことですか。

「変わること」は未だ必然的に良いこととも、悪いこととも言えません。
人々は変化とともに共存していくことを、理解していかなければならないのです。
人間は生活を快適に工夫できる生き物なので、変化に気づき、自分たちで調整をしていくことができます。
そして、時間は一定に推移します。私たちにとってもそうであるように。
そのことを受け入れるのか、受け入れないのか、心の浮き沈みに気づくことは、私にとって大切なことなのです。

−作品を制作する過程で、最も楽しいと感じる瞬間はいつですか。

時々、私は写真を撮ることを楽しいと感じるよりも、取り憑かれているような感覚に陥ります。
それぞれのイメージが、その完璧な瞬間を絶えず捉えようとさせるゲームみたいなものなのです。
そこには、まるでフォトグラファーたちがそれぞれの写真において通過するチェックリストが存在しているように感じます。
正しくフォーカスできているのか、ライティングは良いか、正しい構図を描けているか。
その作業は、かなり力を使い果たすでしょう。
すべてがクリアになったとしても、そのイメージがわざとらしく見えないようにするのもまた、至難の技なのです。

−最も影響を受けた人は。

生き残ろうともがき、そして夢を諦めないすべての人。

−次に挑戦したいことはありますか。

自分の弱さと不安に打ち勝ちたいです。


Alison Scarpulla:
ニューヨーク生まれ、オハイオ州・クリーブランド在住の注目のフォトグラファー。
若手でありながら、さまざまな国でエキシビションを行い、
また、ブランドのLOOKBOOKを手掛けるなどファッションシーンでも活躍。
さらに、数多くのCDジャケットを撮り下ろすなど、多岐に渡りその才能を輝かせる。
instagramでも、アップされる幻想的なビジュアルにより、絶大なフォロワー数を誇る。
www.alisonscarpulla.com
@alison_scarpulla

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